ゲド戦記の原作・・・ |
ゲドが主人公なのは実質的には1巻のみという人もいるし、 2巻では大巫女アルハの視点で、青年ゲドと出会うお話。 3巻ともなりゃゲドはもう壮年で、次の世代に時代を託すような表現も多い。 んでもって、4巻以降は戦ってない。 アニメ映画で主人公になったアレン王子は3巻の主人公として 大賢人ゲトとともに世界を破滅から救う旅に出ている。 というわけ。 アニメ化、映像化は時間的な制限もあるし、 どうしても原作からの「抽出」にならざるを得ないけれど、 こりゃ、見ないほうがいいのかな・・・。 ヒロインの少女テルーの運命について何にも説明がないらしいので。 テルーがろくでなしの大人たちに性的虐待すら受けた上で火中に放り込まれたとか、 彼女の養母になったテナーが家事をしなかった亡夫とゲドを比べるとか、 そのころとっくにフェミニズムに飽きとった人間には結構読みにくい4巻目。 3巻、4巻あたりのエピソードがアニメになっているそうな。 原作の時間は、 1巻 ヒヨッコのゲドが一人前になるまで 2巻 一人前になったゲドが旅先で大巫女アルハと会う 3巻 壮年になったゲドが大賢人としてアレン王子と旅をする 邦題で「さいごの戦い」とされた3巻から長い長い時が過ぎ、 なんと3巻のラスト直後からはじまる4巻目「帰還」、以後の作品が発表。 作り手側のスケールが違う・・・。 |
by meyndina
| 2006-08-11 01:17
| 活字本バカ本雑誌の話題
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