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このぺーじは、とってもきょういくにわるいです。こうこうせいの おにいさんおねえさんになってから、またきてね。
by meyndina
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かつりゃをばずしてもよりょしゅうざんす!!!!!!

いきなり書いてもわかりませんね。これは、「カツラをはずしてもよい」とのおゆるしのおことばでありますです。どこでの発言かというとね、それはそれはおとろしい、英国某ホテルでおこなわれた「英国児童愛護協会定例集会」でのヒトコマなんです。なんでこれがおとろしいかといいますと、英国児童うんちゃらはカモフラージュで、作品の題名どおり、「魔女がいっぱい」だからなんです。著者はロアルド・ダール、児童文学では時として原作者の相方ということではずせない存在になる挿絵画家はクェンティン・ブレイク、理論社からでている、一応エゲレス児童文学でありますです。やっぱりここでもエゲレスパワー全開、ブラックユーモアもフルスロットルな作品です。でも、うっかりチビッ子が読んじゃって夢中になっちゃう、ステキな書でもありますです。


あ、魔女といって、アニメやハリポタのようないい人やかわいい女の子を想像してはいかんぜよチビッ子諸君。ここの魔女はいわば悪魔。人間の女のように振舞えるものの、まったく別の危険な存在で子供が大嫌い。子供をこの世から消し去るためならどんな苦労もいとわないバケモノなのですよ。どういうわけか子供のにおいが犬のウンチとおなじに感じる、大人はなぜか平気。そんでもって、みーんなカツラ。カツラの下はね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


ノルウェーのおばあちゃんのもとに身を寄せることになった主人公の少年は、ばあちゃんの魔女話なんてウソだと思っていたのもつかの間。二度も魔女に遭遇し、そしてどうなったのかが語られます。しかも二度目は、魔女の大群。文字通りに魔女がいっぱいの英国児童愛護協会との世にもおとろしい交流がまっていました。


「ぼく」がおばあちゃんにひきとられたなりゆき、魔女の手に落ちたこどもの行く末がおばあちゃんの口から語られるくだり、世にもおとろしい英国児童うんちゃらの定例会と、ちょっぴりダークな世界観ながら、魔女のキャラクターはどこかしら笑いをさそうものもあり、笑いとダークさのバランスが絶妙な作品です。


ベストセラーやマンガにイヤーな顔をする親の前で、堂々読みたいロングセラー児童文学です。同じコンビによる「マチルダはちいさな大天才」や「チョコレート工場の秘密」は、うってかわってバカバカギャグ全開。こちらもぜひ。
by meyndina | 2005-04-28 23:45 | 活字本バカ本雑誌の話題
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